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‘かっぱ かっぱらった’のおじさん

ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)
(1973/10)
谷川 俊太郎

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ikuが好きな絵本のひとつ、「ことばあそびうた」の一節、
「かっぱ かっぱらった。かっぱ らっぱ かっぱらった トッテチッテタ。」
ゆえに、ikuはこの本の作者である谷川俊太郎さんのことを、「‘かっぱかっぱらった’のおじさん」
と呼んでいます。

その谷川さんに、昨日お会いして来ました!!!
伊豆の南端、南伊豆町にて、谷川俊太郎さんを招いてのイベントがあったのです。


2004年に84歳でお亡くなりになった、‘石垣りん’という詩人の方がいて、
その石垣さんのご両親は南伊豆の出身。
ご自身も両親と同じく、南伊豆のお寺で眠っていらっしゃいます。
そんないきさつから、南伊豆町の図書館の一角に「石垣りん文学記念室」が建てられて、
そのオープニングイベントに、生前から石垣さんと親交のあった谷川さんと、
「童話屋」という出版社社長の方とがいらして、石垣りんさんの思い出を語らう・・・という内容。
会場からのリクエストに応えて、石垣さんの詩の朗読までしてくださいました。

しかも!
イベント終了後にはサイン会まで!!!
「もしかして、サインをいただけるタイミングがあるかもしれない・・・」
と、出掛けにとっさに愛読書をバッグに入れておいてよかった!
テーブルを挟んだ真向かいに座っている谷川さんは、黒地にビーズなどが手縫いされた、
キラキラ光るおしゃれなジャケットを着ていて、意外と小柄で、
あまりに自然体でオーラなどは感じず、
(以前、小澤征二と道ですれ違ったときは、ものすごいもの存在感でしたが・・・)
ikuの印象も「にこにこしていて、やさしそうなおじいちゃん。」だったそうです。
「『なんでじぶんのえほんはもってきてくれなかったの!?』と、娘に言われてしまいました。」
と、話しかけたら、娘の顔を見て、「じゃあ、また今度持ってきてね。」と、微笑んでくださいました。

谷川さん
人生初、著名な方にサインをいただきました。
ミーハー精神はほとんど持っていないので、最初で最後かもしれません。
(谷川さんがサインをする姿を、断りもなく写メで撮っている人がいましたが、それってどうなのかなぁ・・・
ご本人はもう慣れっこなのでしょうか・・・気にする様子もなかったです。)




わたしだけではないと思うのですが・・・「谷川俊太郎」という存在を知らないくらい小さな頃から、
谷川さんの作品は身近にあるものでした。
小学校1年の国語の教科書には「いるかいないか いないかいるか」が載っていたし、
数えきれないくらいたくさんの絵本を書いたり、翻訳なさっています。
うちにある一番古い谷川さん関連の本は、小さい頃に読んでいた「マザーグース」の翻訳本。

マザー・グースのうた 第1集 (1)マザー・グースのうた 第1集 (1)
(1975/01)
不明

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軽快なリズムの詩と堀内誠一さんのイラストと、どちらもインパクトがあって、深く記憶に残っています。
‘死体が切り刻まれて、部屋中に散らばっている・・・’なんて描写の詩もあるのですが、
こどもは意外とすんなり聞き過ごすらしいので(読み聞かせサークルの人曰く)、
そろそろikuにも読んであげてもいいかな・・・と思っています。




   実は、石垣りんさんのことは、今回のイベントで初めて知りました。
予習をせねば!と、図書館で著書を借りて読んでみました。

表札など―石垣りん詩集表札など―石垣りん詩集
(2000/04)
石垣 りん

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石垣さんは、1920年、東京赤坂の生まれ。
高等小学校を卒業するとにきは、「詩を書きたい。」と心は決まっていて、
詩を書くために、15歳で丸の内の日本興業銀行に事務見習いで就職(丸の内OL!)。
詩では食べていけないのと、家族を養うためだったのだそうです。
結婚はせず、両親を看取って、定年まで銀行に勤めた後、60代を前にして初めての一人暮らし。
1LDKの小さなアパートで、‘本の壁’に囲まれながら暮らしていたのだそうです。
その様子は詩集でも語られています。
茨木のり子さんとも親密で、毎日のように長電話をしていたとか。
記念館には、茨木さんからのお手紙も展示されていました。

昨日の対談で印象的だった逸話は、石垣さんはとても明るい人で、逆境にあってもそれを不幸とは感じず、
受け入れてしまえる心の持ち主だったこと。
自身の癌を宣告されたときも、「あら~そうだったの。」と、あっけらかんとしていられる精神。
その反面、一人暮らしを始めてから、とくに晩年には、詩をあまり書かなかったそうなのですが、
家族の大黒柱となって忙しく働いていたころの状況のほうが、安穏とした日々よりも言葉が生まれたのでしょうね・・・
そんなことを谷川さんたちは話していました。

谷川さんの息子、谷川賢作さんのスタジオで、石垣りんさん自身が詩の朗読を録音したものを、
対談の途中で聞かせてくださったのですが、女優の八千草薫さんのような品のあるやさしい声でした。

これを機会に、石垣さんの別の著作や、他の詩人の作品なども読んでみようと思います。
昨日は、夢のようなステキな1日になりました。



 ほん・えほん

- 4 Comments

人里  

うらやましー!

きゃあああ~~~~!!!
すっごいね!
谷川さんも、石垣さんも、大好きな詩人さんです。
あの谷川さんに会えたなんて!


石垣さんについては、リネンが書いてくれたような詳しいことは全然知らなかったけど(笑)、
潔く、お名前の通り「りん」とした文体と、背筋の伸びた生き方が
感じられる内容に、がーんとショックを受けたものでした。

確か石垣さんだと思ったのだけど…
「柔らかい心を先に失ったのはだれなのだ
ばかものよ」
って感じで終わる詩がなかったかしら。
それにものすごく衝撃を受けたのを覚えてます。
(その割に内容忘れてるけど…。)

会った時にもぜひ話を聞かせてね!

2009/03/31 (Tue) 19:25 | REPLY |   

みこ  

ステキな時間だったね♪

アタシもサインもらったことないなぁ・・・。

アタシももっと本を読まなきゃ☆

2009/04/01 (Wed) 10:26 | REPLY |   

enu:k  

>人里

いつもながら、返事が遅くてごめんなさい。

それはもう、つかの間の夢のような時間でした。
谷川さん、お歳はいくつかなぁ・・・と思い、調べてみたら、
もう77歳になられるようで。
あちらこちらで、対談や朗読会など、精力的に活動していらっしゃる。

「柔らかい心を~」という詩は、まだ読んだことがないけれど、
確かに、背筋がシャキッとするような詩が多いと思いました。
詩集と一緒に借りたエッセイ本も、なかなかおもしろかったよ。



2009/04/04 (Sat) 08:42 | REPLY |   

enu:k  

>みこちゃん

返事が遅くなってごめんなさい。

著名人だからって、威圧的な感じはなくて、
ikuと同じくらいの男の子の頭を、なでなでしてあげてたり、
温和な雰囲気のおじいちゃまでした。

本は、わたしもじっくり読むことはほとんどなく、
つい手っ取り早い短編や詩集に走ってしまう・・・
時間があるうちに、もっと色々読んでおけばよかったわ。
今となっては老後の楽しみ(笑)


2009/04/04 (Sat) 08:46 | REPLY |   

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